連載よみもの【しあわせ・ざ・おなか】第7回
第11章◆動いた!!
あれは17週(5ヶ月)の夜中のこと。
いつものように寝ていたら、お腹に何か違和感を感じたのでした。
おへその下あたりにゴロゴロと、空気の移動するような感触がしたのです。
「お腹でもこわしたかな?」と思った次の瞬間、もうひとつの事が頭をよぎる。
もしかして、これが胎動!?
よ〜くお腹に集中してみると… 「ポコン」 と何かが動くのだ。
「今、動いたよ!!赤ちゃんが動いたよ!!」と大急ぎでダンナに報告する。
「どれどれ」とお腹にダンナが手を当てる
…が、「なんもないぞ? ホントに動いたんか?」
そう、ダンナが触ると動いたのが止まってしまうのだ。結局その日は、数分胎動を感じただけで、後はピクリとも動かなかった。でも「確実にお腹の中で赤ちゃんは成長してるんだなぁ」と実感した瞬間でした。
「でもこれで単に、空気が移動してるだけだったらどうする…?」
「・・・」
ありえるかも…と思いつつ眠りについた夜だった。
第12章◆戌(いぬ)の日
みなさんは戌の日ってのをご存知でしょうか?
妊婦さんの習慣で、妊娠16週になると戌の日を選んで腹帯をしめるといった習わしがあるのです。
戌の日とは十二支の動物の中でも、犬が一番お産が軽いだろうと言うことで、安産にあやかるとの意味があるのです。
その戌の日が、私にとって丁度、あの胎動のあった次の日に当たるのでした。
安産祈願された腹帯(4mほどの長さ)を早速ダンナさんに巻いてもらいます。ひとつひとつ丁寧に、少し出てきたお腹に巻かれていきました。全部巻き終わって、本当に妊娠してるんだと実感しました。
そして腹帯を巻いたときに、どうしてもやりたかったことがあるのです。
それは… 「あ〜れ〜」と言いながら帯をグルグルひっぱるやつ(^^)
本当は引っ張る方をやりたかったんだけど、今回は引っ張られる方をレッツ体験!!
「あ〜れぇ〜〜」
ダンナさんに引っ張ってもらうが、いざ体験してみると思う様にコレが回らない。 しまいにはコケそうになるわで、結局途中で断念。なかなか時代劇のようにはいかないのが現実… てゆーか、自分でいうのもナンだけど、ムードのかけらもない夫婦だなぁ… 神聖なる戌の日だっていうのに…。
でもきっとこれをやった妊婦さんは、きっとウチらの他にもいるはずだ…
と言いながら自分らを慰め、もう一度さみしく巻き直すのだった。