連載よみもの【しあわせ・ざ・おなか】第2回

第4章・・・嗚呼、憧れの○○事件

それは妊娠検査薬の反応がでた数日後の日曜日のこと。
夕飯は家でお好み焼きを作る事になりました。
…とここまではなごやかな日常。

夕飯もおわり、TVを見てくつろいでいたら、急激に気持ち悪くなり、私はトイレへかけこみました。
真っ先に頭に浮かんだことは「も、もしかして、これが例の“つわり”か?」
皆さんもテレビなんかで1度は目にしたことありませんか? 女の人が「うっ」 て、洗面所にかけこむシーンを。まさにあれです、「つわり」というのは。実はひそかに憧れてたので、気持ち悪くてどうしようもないながらも、1人ときめいていた。ばかですねぇ。
しかしそのうちお腹も痛くなってきて、すごいことになってきたのです。
それでも「つわりってこんなに大変なんだ」とのんきにかまえている私…。

何度も激しい嘔吐と下痢にみまわれ、ようやく気づいた。
「これって、つわりなんかじゃなくて、食あたりなんじゃ?」
しかしすでに遅し! もうトイレから出られない状態になってしまったのです。

夜11時をまわっていました。
どうしようもなくなり、ついに救急車を呼ぶことになりました。
遅い時間ってことと、団地で救急車がくると目立つ ということを理由に、「サイレン鳴らさないで来てください」と頼んだら、「規則なんでダメです」とソッコー断られてしまいました。
…そんなこと頼む人なんてまずいないんだろうなぁ。サイレン鳴らなかったら救急じゃないし(苦笑)
その日生まれて初めての救急車にゆられ、一晩点滴して泊まることになりましたとさ(涙)

次の日、朝イチで診察してもらう。まずは尿検査。そして先生のこの一言。「おめでたですね」 
RAINBOWご懐妊の瞬間。 「嗚呼、検査薬の結果は間違いじゃなかったんだ…」

「…ってことは昨日の出来事も妊娠からきたものですか?」とたずねてみるが、あっさり「違います」と否定されてしまった。
(憧れのつわりはこの後、嫌というくらい味わうのだが)

一方、待合室で待っていたダンナさん。
医者から「おめでたですね」と、聞くのが憧れだった彼だったが…。
後にも先にも、「おめでたですね」と言われたのは、この時だけなので聞けずじまいのダンナなのであった(笑)

それにしても一体何があたったのでしょう? いまだに分かりません。
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