連載よみもの【しあわせ・ざ・おなか】第14回
第19章◆点滴
今回の入院は「絶対安静」
しかも行動範囲はベッド上と部屋内に設置してあるポータブルトイレまでだけ。
あとは基本的に、ベッドで安静にしてなければいけないのだ。
元気なのに動けないってのは、なかなか苦痛で、前回はトイレだけが友達だったけど、今回は本当にTVだけが友達、状態なのである。
当時は慎吾ママが大ブレイク中で、あの姿と歌が、入院中ずっとリピートしてどうしようもなかった。
(のちに、慎吾ママは意外な場面でもリピートしてくるのだ。それはまたあとで…)
今回は早産にならないための点滴をしているので、24時間ずっとしてなければいけない。
24時間点滴……針はずっと刺っぱなしで、約24時間かけて点滴が落ちるようになっているのである。
しかもその点滴は機械で落ちる速度を調節してあって、終わると、ものすごい音(に聞こえた)で、ブザーが鳴る仕組みになっている。
点滴が夜中に終わるときは同室者にも気を遣うし、何よりも寝てる本人が一番びっくりだった。
ブザーが鳴っても本人は全然気づかず、他の同室者が仕方なく「○○さんの点滴鳴ってるんですけどぉ」とナースコールしてることもあった。そんなスリルある点滴(笑)
針はずっと同じ所に刺しっぱなしにしてるとだめなのでので、大体1週間くらいずつ刺す場所を変えなければならない。
だ・け・ど、この針、通常の点滴針とは違って極太なのだ!
どれくらいだったかなぁ…シャープペンの先(芯が出てない状態)くらいはあった気がする。
まぁ、言うまでもないんだけど、痛いんだよね。ハンパじゃなく。
だから看護婦さんに「交替しましょう」って言われるまで、絶対に自分から自己申告するのはやめようと、心に堅く誓っていたのは内緒です(笑)
しかし運命の日は、あっという間に訪れてしまうのです。
点滴開始から1週間ちょっとした頃、同室者の人がどうやら針の交換日だったようで…。
「○○さんもそろそろよね、交換?」
「そうですね(苦笑)」(…来たかっ!ついにこの日が!!)
よく覚えていらっしゃいましたね。キッチリ仕事してますね(怯)
注射はまるっきりダメなワタクシ。
針を抜くところも、刺すところも見ることが出来ないくらい苦手。
「じゃぁ交換するね。」
ビリビリビリ・・・。すでにテープを剥がすところからもう痛い。すでに涙目。
そして針を抜く。……お゛っ!痛いっ!
新しい針が刺される瞬間。「◎※ξ∂■‰っっっ!!!」声にならない悶絶! 本当に痛いんです!
ここまでの間、ほんの数分。
しかし、ものすごい恐怖を感じた。永遠のような時間だった…。
しかも今回は右腕に刺されたので、しばらく不自由がまたひとつ増えたのでした。
そんな自分を見てた看護婦さんが一言。
「あっ、その点滴(針)。お産の時もやらなきゃいけないから、今から慣れといた方がいいよ。」
……まじっすかっ!!?